研究内容

準粒子の厳密なエネルギー計算
 現在、バンド計算などでは電子の交換・相関相互作用を取り入れるのに、 局所密度近似(Local Density Approximation=LDA)が用いられて、成功を収めている。 しかし、一方では伝導帯のような励起状態の計算ではLDAでは問題があり、それを克服するために、 GW近似とよばれる近似が導入されるようになっている。GW近似を導入すればSiのバンドギャップのような値も LDAに比較して改善され、実験値を再現するが、もともとGW近似は明白に電子数保存を破っており、 近似の精度をこれ以上良くする事は原理的に無理である。

 そこでBaym−Kadanoffの保存近似の範囲内でバーテックス補正を考慮した近似を行えば、 任意に近似精度を上げる事が出来る。そのためには交換・相関カーネルの構築を行って、 そこから自己無撞着にエネルギーを決める事が必要である。そのための研究を行っている。


図1:準粒子の厳密なエネルギー計算

> 電子相関理論に関して
> 任意ポテンシャルに閉じ込められた電子の電子密度計算に関して

研究内容
・ トップダウン系とボトムアップの接続の基礎
・ 2次元電子系の電子相関
・ 準粒子の厳密なエネルギー計算
・ 任意ポテンシャルに閉じ込められた電子の電子密度計算
・ 量子十字構造素子のトランスポート理論
・ スピン量子十字構造素子のトランスポート理論
・ 光電変換デバイスの作製とその評価
・ 高清浄環境の構築


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ナノ構造物性研究分野
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